廃棄予定の冷凍びんちょうまぐろ1.5トンも不正転売か―消費者庁が注意喚起

2016年01月18日 22時35分

2016年01月19日 00時10分

日本生活協同組合連合会
日本生活協同組合連合会

岐阜県の産業廃棄物処理会社「ダイコー」が、処分を請け負った株式会社壱番屋の冷凍カツを不正に販売していたことが発覚したが、問題は今後も拡大しそうだ。

新たに発覚したのは、廃棄予定の「びんちょうまぐろスライス」の不正転売。しかも、約1.5トンの行方が分からなくなっている。

 「みのりフーズ」の立ち入り検査で発覚

問題の発覚後、岐阜県では転売先に関わった「みのりフーズ」の立ち入り検査を行っている。

その中で壱番屋のメンチカツやロースカツが新たに見つかったほか、他のメーカーの食品や調味料などが見つかっている。ほとんどの賞味期限が切れており、中には2007年9月期限のものもあった。

新たに見つかった製品についても、製造元や販売元のある10の都道府県と11市に調査を依頼しているところだという。

びんちょうまぐろ1.5トンの行方は?

日本生活協同組合連合会が販売していた冷凍の「びんちょうまぐろスライス」は、2015年4月に販売を終了し、約2トンの廃棄処理を「ダイコー」が請け負っていた。

「みのりフーズ」で発見された商品は段ボール96箱(約532キロ)にとどまり、すでに約1.5トンが転売されたのではないかとみられている。

日本生活協同組合連合会によると、「本商品は2015年5月1日以降は販売されておらず、すでに賞味期限が切れております」とのこと。

日本生活協同組合連合会ならびに消費者庁では、賞味期限の印字されていない同商品は、絶対に喫食しないようにと注意を促している。

賞味期限や社名の印字されていない商品

この「びんちょうまぐろスライス」だが、本来は印字されているはずの賞味期限が印字されていないという。

また、以前に不正流通が見つかったCoCo壱番屋の冷凍カツには、社名の印字はされていなかった。

壱番屋

壱番屋

食品衛生法やJAS法などが、食品の表示についてのルールを定めている。もしスーパーで製造社名や販売社名、賞味期限や消費期限、保存方法などの情報のうち、複数が印字されていない加工食品をみつけたら、怪しいと思ってよさそうだ。

まっとうな業者が大多数

岐阜県が県内にある21の産業廃棄物を扱う事業所を抜き打ち検査した結果、他に横流しが疑われる業者はなかったという。

今回の出来事は消費者を驚かせたが、不正転売をするような悪徳業者は「ダイコー」だけだと信じたいところだ。

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