最期まで人を愛し続けた1匹の犬―動物保護団体のスタッフが投稿した元飼い主へのメッセージが悲しい

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Facebook/Hope Rescue

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動物を捨てる人間を、多くのヒトは最低だと思うことだろう。それではそんな人間に捨てられたイヌたちは、元飼い主たちをどう思っているのだろうか。思わずそう考えてしまう出来事が、フェイスブックに投稿され話題になっている。

保護された野良犬ハンナ

野良犬として保護されたハンナ(推定8歳)。彼女は立っていられないほど弱っており、痩せこけていた。爪は今まで見たことがないぐらいに伸び切っていたという。

ハンナは保護をしたイギリスの動物保護団体Hope Rescueがつけた名前で、本名はわかっていない。「あなたはハンナの本当の名前を知っているでしょ?」と、元飼い主に向かって語りかけた。

遅すぎた保護

ハンナの健康状態は悪く、後ろ脚はマヒして失禁していた。

そんな状態になっていながらも、ハンナは人への愛情を示し続けた。保護をしたスタッフがハンナをなでると、ハンナはその手をなめて返したという。

やっと愛情を与えてもらえる場所に、愛情を返せる場所にやってきたハンナだが、保護は遅すぎた。肝臓はすでに機能しておらず、スタッフたちに見守られながらハンナはこの世を去った。

元飼い主への怒りのメッセージ

Hope Rescueのスタッフは、団体のフェイスブックアカウントからハンナの元飼い主に呼びかけた。

「あなたが死なせるつもりで放置したこの犬のことを、あなたは1秒でも思い出すかしら?」

スタッフたちは、ハンナが捨てられたのは最近のことだと考えているようだ。ずっとハンナから愛情を与えられていた飼い主が、彼女の健康状態が悪くなり捨てたのだと。

「私たちはハンナの辛さを見て胸が痛んだわ。あなたは彼女と8年一緒に暮らして、少しでも彼女をいたわったことがあるの?」と元飼い主に問いかけている。

1000件を超えるシェアとコメント

Hope Rescueの訴えは3月10日に投稿されると、1600近いリアクションと、1200件近いシェアをうけた。

またコメント欄には、「助けようとしてくれてありがとう」、「ハンナの悲しそうな瞳を見ると泣けてくる」など、1000件を超える声が投稿されている。なかには「酸素泥棒」などと元飼い主を罵倒するものもあった。

ハンナの最期を看取ったのは、ボランティアたちが中心となって運営している団体、Hope Rescueだ。

7日間しか預からない公立の保護施設から安楽死前の犬を譲り受けたり、捨て犬を減らすための啓もう活動をしている団体だ。

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