ペンタゴンも注目!米研究グループが雷を引き起こす技術を開発

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ついに科学の力で「雨乞い」や「神の雷」が現実のものになるかもしれない。米セントラルフロリダ大学とアリゾナ大学の研究グループが、雲に照射することで雨や雷を引き起こすことができるレーザー技術を開発したのだ。

ただのレーザービームではダメ

雨や雷のもととなる雲は、大気中に浮かぶ水滴や氷などの粒子の集まりだ。

これらの水滴や氷が気流によって上昇・下降を繰り返すうちに、大きな固まりとなって地表まで降り注いできたものが雨だ。また雷は、氷同士が衝突することで発生する静電気が蓄積されて落雷となる。

雲に高出力のレーザービームを当てることで、雲の粒子に電荷を帯びさせ、雨や雷を引き起こせるとは以前から言われていた。

しかし単純にレーザービームを照射しても、発生させた雷によってビームそのものが破壊されて分散してしまうために、大規模な落雷を引き起こすまでには至っていなかったのだという。

レーザーにレーザーを着せて照射

そこでこの研究グループは、レーザービームにドレスを着せるように、別の低出力レーザービームで囲むようにして照射することで、内側のビームのエネルギー損失を防ごうと考えた。

彼らによれば、このドレスアップしたレーザービームであれば、暴風雨を引き起こす条件を満たす環境をつくることができるのだという。

そして今のところ、このレーザービームを10フィート(約3メートル)にまで伸ばすことに成功しているとのこと。このビームをさらに伸ばすことができれば、最終的には雨や雷を人工的にコントロールすることができると主張している。

ペンタゴンも熱視線

ところで、この技術開発には米国防総省から750万ドルの助成金が支払われている。何やら物騒な想像をしてしまうが……、長距離センサーなどへの応用が可能なのだそうだ。

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