米国イエローストーン国立公園のマグマだまり、従来予想より大規模であることが判明

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世界遺産にも登録され、多くの観光客を惹き付ける米国のイエローストーン国立公園。一帯は火山地帯で、公園の地下には大きなマグマだまりがあることは知られている。しかしこのほど、マグマだまりの規模が従来の研究よりはるかに大規模であることが報告された。

調査に当たったユタ大学の科学者ジェイミー・ファレル氏によると、マグマだまりは地下3−9マイルにあり、長さ55マイル、幅18マイルに及ぶという。このマグマだまりで引き起こされる噴火の規模は、1980年のセント・ヘレンズ山(ワシントン州)の大噴火の2000倍と推定されている。ちなみにセント・ヘレンズ山の大噴火では57人が死亡、山頂が400メートルも吹き飛ばされた。

イエローストーン一帯では過去210万年の間に噴火が計3回起こっているが、ファレル氏は「マグマ量から推定するに、過去の3回を上回る破壊的な規模の噴火を起こす可能性がある」と話す。また、噴火による大気中の火山物質は世界各地に及び、「被害は米国にとどまらず、世界的な事件になるだろう」と予想している。

日本にも多くの活火山があるが、イエローストーンの噴火は比べ物にならないくらいのスケールになりそうだ。「地球の平均気温を10度下げるかも」とのシミュレーションもあるだけに、気になるニュースではある。

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