幼児期の肥満に気をつけよう 後に高血圧や心疾患を患うリスクを高める可能性

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肥満は循環器系の疾患や高血圧につながりやすい。年齢に関係なく、太り過ぎは健康に悪影響をもたらすことがわかってきているが、幼少期に体重過多だと9−12歳で高血圧や心疾患を患う可能性が高くなることが新たな研究でわかった。

通常、子どもの成長は体重の増加より身長の伸びの方が著しく、体型はどんどん“スリム”になっていく。しかし食事の内容や運動量によっては、あるポイントから身長よりも体重増加が目立つようになる。子どもの肥満を専門とする米国バージニア大学のマーク・デボア博士によると、そのポイントは4−6歳の間に起こりやすいという。

デボア博士が参加した調査では、1995—96年に生まれた子ども271人の体重と身長を12歳になるまで追跡した。それによると、肥満性の体重増加が始まるとBMIが増え始めるが、このポイントを早く迎えるほど12歳時の体重は多い傾向がみられた。例えば、3歳で肥満性の体重増加が始まった男の子の12歳時のBMI指数は21だった。一方、肥満性の体重増加が7歳から始まった男の子の12歳時の平均BMI指数は17だった。

また、肥満性の体重増加を早く迎えた子どもでは、中性脂肪や血圧も高い傾向があった。それらの値は異常値とまではいかなかったが、肥満の加速や、その後の健康問題につながる可能性が非常に高いという。

最近では、多くの国で子どもの肥満が問題化しているが、大人がこうした調査結果をより認識する必要があるだろう。

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