発酵性の食物繊維がたっぷり入った食事がアレルギー性喘息を防ぐ!?

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気管支の炎症である喘息を患う人は少なくない。呼吸しにくくなり何とも苦しい症状だが、繊維を多く含んだ野菜やフルーツを十分に食べることで、免疫機能が上がり、炎症を抑制できる可能性があることがわかった。研究によると、ポイントは発酵性の食物繊維であることのようだ。

スイスのローザンヌ大学病院の研究チームが、繊維を含んだ食物の摂取で免疫システムがどう変化するかをマウスを使って観察した。それによると、食事に含まれる繊維の量が0.3グラムと4グラムの2グループをハウスダストの多い環境に置いたところ、0.3グラムのグループでは喘息性炎症に関係する免疫細胞の数が倍に増えた。

一方、発酵性サプリメントを投与して食物繊維を4グラム摂ったグループでは免疫細胞の数に減少が見られたという。研究ではまた、骨髄で生み出される免疫細胞に短鎖脂肪酸を与えると気管支が炎症を起こしにくくなることもわかった。つまり、発酵性のサプリメントが腸内バクテリアを増やし、食物繊維を短鎖脂肪酸に変えることで炎症反応を抑えることにつながっている、と推測できるのだという。

研究チームは今後、精製した短鎖脂肪酸をサプリメントに使うなどして、どれくらいの発酵性の食物繊維を摂れば効果的なのかを調査するとしている。

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