高齢者のビタミンD不足は免疫システムを弱くする :英研究

Text by

  • 0
123RF

123RF

ビタミンDは食物の摂取で体内に取り込まれたり、また日光を浴びることで皮膚で生成されたりする。作用としては、カルシウムの吸収を高めて骨を丈夫にする働きがあるほか、免疫システムに深くかかわっているとされている。そのビタミンDについての新たな研究結果が英国から届いた。高齢者は、ビタミンD不足になればなるほど免疫力が落ち、炎症がおきやすくなるというのだ。

英国アルスター大学の研究者らが、60歳以上のアイルランド人957人の血中ビタミンDレベルと炎症のバイオマーカーを調べた。その結果、ビタミンDが不足している人ほど炎症レベルが高かった。炎症のバイオマーカーが高いということは、硬化症のような心疾患や関節リウマチにつながる可能性があるのだという。

研究者らは「ビタミンD不足になることで免疫システムの機能が低下し、炎症を引き起こしている」と推論し、さらに「言い換えれば、ビタミンDを十分に摂取することで免疫機能を高めることができるといえる」と話す。

別の研究によると、世界では10億人もの人がビタミンD不足ともいわれていて、ビタミンDの摂取で防げる病気も多くあると推定される。今回の研究は高齢者が対象だが、若いうちから正しい知識を身につけ健康管理に役立てたいものだ。

Posted: |Updated:

Text by

あなたにおすすめ

注目の記事

前の記事を見る

次の記事を見る

Ranking

What’s Hot Ranking