アルコール依存症からの脱却に役立つスマホアプリ、米で開発中

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毎日多量のお酒を摂取するアルコール依存症。本人の努力、そして家族や関係者のサポートで治療に取り組むわけだが、完治はなかなか難しいのが現実だ。

アプリで飲酒の誘惑を抑制

ちょっとした隙にアルコールに手を伸ばしそうに―。そんなリスクを少しでも抑えようと、米国のアルコール依存症研究者がスマートフォン用のアプリ「A-CHESS」を開発し、実際に患者に利用してもらったところ飲酒抑制に効果がみられたという。

アプリ「A -CHESS」は米ウィスコンシン大学マディソン校で研究が進められていて、依存症の専門家とコミュニケーションがとれるようになっているほか、ゴール達成のためにリマインダーやアラートを設定できる。また、個人の依存症レベルにあわせた学習素材も用意されている。

実際にその効果を検証しようと、入院治療を受けた患者349人のうち179人に退院後も通常の治療を受けてもらい、残る170人には治療に加えアプリ「A-CHESS」も活用してもらった。その結果、「A-CHESS」を活用した患者に、禁酒が実行できている人が多かったという。

アプリが監視の作用

開発チームによると、患者が常に身につけるスマホを活用することから、魔が差しそうになったときにアプリをすぐに立ち上げて禁酒の意思を奮い立たせ、それが抑制に役立っているのだという。

確かに、アルコールに限らず薬物などの依存症は、”監視”がなければ誘惑に流されてしまうだろう。持ち歩くスマホを上手く活用したこの治療法、患者にとっても取り組みやすい方法だろう。

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