ホメオパシーの賛否論争に決着?豪機関が「効果なし」と結論

2014年04月13日 15時00分

2014年04月13日 15時00分

flickr_ Jason Tester Guerrilla Futures
flickr_ Jason Tester Guerrilla Futures

植物や鉱物など自然界にある物質を希釈し、それを薬として服用するホメオパシー。自己治癒力を高めてさまざまな症状を改善するとされる民間療法で、体に負担が少ないことなどから”愛用者”は世界中にいる。

このホメオパシーの効果については賛否両論があるが、このほどオーストラリアの国立保健医療研究審議会は「効果は認められない」と結論づけた。

68症状で「偽薬と同レベル」

同審議会の医療関係者による作業部会が、喘息や関節炎、睡眠障害、風邪、インフルエンザ、慢性疲労、湿疹、コレラ、火傷など68もの症状についてホメオパシーによる治療効果を検証した。

その結果、同部会は「症状の大きな改善は見られず、偽薬と同レベル」とした。 偽薬レベルとしたのは、薬だと信じて服用すると症状が改善するケースも中にはあるからだ。

本来の治癒力と勘違い?

この点について、研究チームの1人、ニューサウスウェールズ大のJohn Dwyer教授は「人間はもともとある程度の治癒力を備えている。放っておいても風邪などの病気が治ったという経験は誰でも持っているだろう。そうした治癒力をホメオパシーの効果と勘違いしている」と指摘する。

同審議会はホメオパシーを支持する団体などからも意見を聞いたが、「科学的根拠に乏しい」と判断し、「効果なし」の結論に至ったという。

注目の記事