C型肝炎治療に光明!新経口薬の24週間服用で肝硬変の96%が完治:米研究

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ウイルスに感染することで発症するC型肝炎。放っておくと慢性肝炎や肝硬変、肝がんなどにつながる病気で、治療としてはウイルスを排除するインターフェロンが一般的だ。

このC型肝炎による肝硬変治療に、従来よりも効果が期待できる手法が加わることになるかもしれない。新たに開発された経口薬によるもので、短期間で完治できる可能性が高いことが確かめられた。

インターフェロンではない新タイプ

米テキサスの肝臓研究機関の研究者らが中心となって開発した薬は、インターフェロン(白血球やリンパ球などでつくられるタンパク質)を含まないという、まったく新タイプのものだ。

研究ではその薬をC型肝炎による肝硬変を抱える患者380人に12週間投与したところ、91.8%の人に効果があった。

さらに服用期間が24週間だった患者では、95.9%の人にC型肝炎ウイルスの消失が認められた。つまり、完治できる可能性が非常に高いことが確認された。

患者への負担も少なく

研究を主導したFred Poordad博士は「既存のインターフェロン治療での完治は難しく、繰り返し受ける必要がある。それだけに、今回開発された経口薬による短期間治療法は、患者への負担も少なく画期的だ」と意義を強調する。

日本国内にはC型肝炎感染者が200万人以上いるとされているが、この新薬の開発は世界中の患者にとってビッグニュースであることは間違いないだろう。

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