子どもの言語学習はジェスチャーを使うと効果的!

Text by

  • 1
123RF

123RF

子どもが言葉を学ぶとき、ただ読んだり聞いたりするだけではなく、ジェスチャーを交ぜて学習するとより効果的らしい。言葉やフレーズの意味をよく理解できるようになり、ボキャブラリーの増加にもつながるという。

言葉の意味を推測するように

シカゴ大学の研究者が、聴覚が正常な子どもと、難聴の子どもを対象にジェスチャーが語学学習にどう役立つかを調べた。

それによると、聴覚に問題がない子どもの場合、話しながらジェスチャーを使うといいらしい。研究を主導したSusan Goldin-Meadow氏は「言葉とジェスチャーの組み合わせが、言葉の意味を推測するのに役立つ」と話す。

例えば、「鳥が飛ぶ」と話すときに、両手を羽根のように動かしながら「飛ぶ」という言葉を教える。すると、子どもは「飛ぶ」という言葉を話せなくても、次に耳で聞いたときそのおおよその意味は理解できるようになる。

手話習得のベースにも

一方、耳で言葉を聞いて学習することができない難聴の子どもは、相手と意思疎通を図るためにオリジナルのジェスチャーを使うようになる。

このオリジナルのジェスチャーが、手話習得への第一歩となる。 聴覚に問題がない子どもと同様に、普段からジェスチャーを使うことで、相手のジェスチャーが真に理解できなくても意味を推測するようになる。

こうしたことから言えるのは、ジェスチャーは第二の言語になるのではなく、言語や手話のベースになり、その学習を促し、また習得のスピードも早めるということ。

就学前の言葉の数に差

Goldin-Meadow氏によると、幼児のころからジェスチャーを取り入れていると、そうでない子どもに比べ就学前のボキャブラリー数などが圧倒的に多くなるという。

幼い子どもを持つ人や、育児・教育にかかわる職業の人は、子どもに接するとき意識してジェスチャーを織り込んでコミュニケーションをとるようにしたらよさそうだ。

Posted: |Updated:

Text by

注目の記事

前の記事を見る

次の記事を見る

Ranking