【画期的】うつ病の度合いが血液検査でわかるように!:米研究

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強い不安や焦りを感じたり、やる気がおきなくなったりするなどの症状がみられるうつ病。何かとストレスの多い現代では、身近な病気だ。

うつ病は、早期に治療を開始すれば、改善が見られることが多い。しかし、症状があるにもかかわらず受診せずに抱え込んだり、症状がさまざまであることから正確に診断するのは難しかったりする。

そこで、ノースウェスタン大学の研究チームが開発したのが、血液検査でうつ病を診断できる手法。これを使えば、うつ病であるかどうか、そしてその度合いまで分かるのだという。

9つのマーカーを特定

研究チームは、うつ病を患っている人と、そうでない人の間で大きな違いが見られる9つのマーカーを特定した。そして実際に、21−79歳の32人を対象にした血液検査でそれらのマーカーがうつ診断に使えることを確認した。

さらに、参加者に18週間のセラピーを受けてもらったところ、症状が改善するとともに、マーカーの値も改善することも確認された。つまり、血液検査でうつの”度合い”もわかるということになる。

客観データで正確な診断

これはかなり画期的な発見だ。というのは現在、医師は経験を頼り診断しているからだ。そうした経験に客観的なデータを加えることで、うつ病なのかどうか、重度なのか軽度なのかをより正確に診断できるというわけだ。

日本全国のうつ患者は100万人ともいわれる。この手法が実用化され、そして会社の健康診断などに導入されれば、”潜在患者”も早期に発見でき、人々の心身の健康に大きく貢献するのではないだろうか。

研究成果は精神医学の専門誌「Translational Psychiatry」に掲載された。

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