南カリフォルニアで大気汚染に起因するがんリスクが激減、一体何が?

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米国・南カリフォルニアの4地域にまたがる「南海岸大気質保全管理区(SCAQMD)」で、大気汚染に起因するがんに罹るリスクが激減している。

同管理区の発表によると、2005年の罹患率は人口100万人あたり1194人だったのが、2012—13年には418人と大幅に低下した。わずか7、8年でなぜこんなに低下したのだろうか。

有害物質排出に規制

実は、大気汚染対策として、同区では車両や工場などからの有害物質の排出について厳しい規制を設けて、改善を図ってきた。

と言うのも、南カリフォルニアは車両が多く、晴天が多いという環境条件も相まって大気汚染がひどい状態が続いていた。そのため、2006年に一部エリアでのディーゼル車量の使用を禁止するなどの対策を導入した。

「まだ最悪水準」

その対策あっての今回の結果となったわけだ。ただし、SCAQMD執行役員のBarry Wallerstein氏によると、リスクが大幅に下がったと言っても、米国内の都市の中では同区の大気の質はまだ最悪の水準にあり、今後も規制を継続するという。

大気汚染は深刻な健康被害につながることが指摘されていて、カリフォルニアのみならず世界多くの都市が抱える問題。カリフォルニアの取り組みは、本腰を入れれば改善できるということを世界に示す良い例となりそうだ。

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