ブロッコリーの成分に自閉症症状を一時的に改善する効果あり:米研究

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Flickr_ puamelia

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発達障害の一つである自閉症。社会性やコミュニケーション能力に問題を抱えることが多いが、その自閉症の症状改善にブロッコリーの成分が効果的とのニュースが米国から届いた。

マサチューセッツ総合病院とジョンズホプキンズ大学の研究チームによると、ブロッコリーやカリフラワーなどに含まれるスルフォラファンという成分が、自閉症の症状を一時的に改善するのだという。

イライラや多動が少なく

自閉症を患う男性44人(13−27歳)を2つのグループに分け、1つのグループ(26人)にはブロッコリーの芽から抽出したスルフォラファンを毎日摂取してもらい、別のグループには偽薬を投与した。

研究チームは実験前、4週間目、10週間目、18週間目で被験者の行動や社会性などを見て症状の程度の評価を行った。

それによると、スルフォラファンを投与されたグループの方が全体的に評価は良好で、イライラや多動が少なくなり、コミュニケーション能力にも改善がみられた。

4週間目から効果、22週間目で消失

4週間目からそうした効果が確認され、特に17人でめざましく症状が改善したという。 ただ、実験後のフォローアップでは、22週間目にあたる頃にはその症状改善の効果は見られなくなっていたという。

研究著者の1人、Andrew Zimmerman氏は「スルフォラファンを投与された9人になぜさほど効果が現れなかったのかを検証しつつ、今後はより大規模な調査で効果を明らかにしたい」と話す。

スルフォラファンの継続摂取で副作用があるのかないのか。そうした点をクリアする必要はあるが、スルフォラファンが自閉症の新治療薬となる可能性は大いにありそうだ。

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