子どもの頃の扁桃炎や中耳炎、高齢になってから難聴につながる可能性も

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幼いうちは、よく風邪をひく。その結果、扁桃腺を腫らしたり、中耳炎を患ったりというのは、よくあることだ。

扁桃炎も中耳炎も取り立て珍しいものではないが、そうした病気にかかったことのある人は、後に難聴を患う可能性が高いという研究結果が発表された。

1歳になるまでが鍵

英国・ニューカッスル大学の研究者が1947年に生まれた1142人を新生児の頃から現在に至まで追跡調査する中で明らかになった。

調査によると、対象者は現在60代。4分の1の人に聴力テストを受けてもらった。

その結果、生まれてから1歳になるまでに扁桃炎や中耳炎、気管支炎などを患った人に、難聴となるケースが多くみられた。

感染症予防が大事

研究を主導したマーク・ピアース医師は「乳児期の頃の感染症が難聴につながることが明らかになった。つまり、健康な聴力を維持するには幼い頃の感染症を予防することが大事」と話す。

また、難聴研究者のラルフ・ホルム医師は「難聴は加齢現象ととらえられていたが、すべてがそうとは言えないようだ」と新たな指摘を評価する。

詳しいメカニズムは今回の調査では明らかになっていないが、子育て中の人、これから子どもを持つ予定のある人は、たかが風邪、と軽視せずに扁桃炎や中耳炎につながらないよう気を配った方がよさそうだ。

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