嬉しいときに涙が出るのはナゼ?その理由が明らかに

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普通、涙というのは悲しいときに出てくるもの。悲しい映画を見たり、辛い思いをしたときに人は涙を流す。

だが、嬉しいときにも涙が出るのはどうしてだろう。その答えが、米イェール大学の研究結果として専門誌「Psychological Science」に掲載されていたので紹介しよう。

感情コントロールの表れ

同大の心理学者、オリアナ・アラゴン氏によると、うれし涙が出るのは、感情の均衡をとるためなのだという。

うれし涙は、「心からうれしい」「感激する」といった強いポジティブな感情が沸き起こったときに流れる。基本的に、涙を流すという行為はポジティブな感情とは相反するが、あえてそうすることで高まった感情の均衡をとっているのだとか。

レポートにある例を紹介すると、戦争に行っていた夫が家族の元に無事帰ってきたとき、妻は泣いて喜ぶ。このケースの場合、心待ちにしていた夫の帰還が嬉しくて、その事実によって高まった気持ちを落ち着かせるために妻は涙を流す、ということになるのだという。

つまり、感極まったとき、その高まった感情をコントロールする一環の表れがうれし涙となる。確かに、泣いた方が気持ちが素早く収まるということはある。

感情に反した行動例は他にも

研究ではまた、うれし涙のようにとっさに相反する行動に出る例は他にもあると指摘する。可愛い赤ちゃんのほっぺをつねる、戸惑ったり怒りを感じたりするときに笑ってしまう、というのがそれ。

うれし涙にしても、赤ちゃんのほっぺをつねるのにしても、私たちは無意識のうちに感情をコントロールしようとしているようだ。

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