妊娠中の化粧はお腹の赤ちゃんに悪影響?IQが低くなる可能性ありとの研究結果

Text by

  • 0
123RF

123RF

お化粧は女性の身だしなみ。妊娠中であってもメークを欠かさないという人は少なくないだろう。

しかし、米国の研究によると、妊娠中のメークはお腹のお赤ちゃんのIQの低下を招き、IQを6ポイント以上押し下げる恐れがあるのだという。

原因はフタル酸

コロンビア大学の研究者らによると、影響を及ぼす原因となるのが化粧品に含まれるフタル酸という物質だ。

研究チームは数あるフタル酸の中でも、DnBP、DiBPという2つの物質に注目。ニューヨークに住む女性328人を対象にフタル酸への曝露と女性たちの子どものIQを調べた。

妊娠後期(最後の3ヶ月間)に被験者の尿サンプルをとりDnBPとDiBPの含有量を調べたところ、この2つの物質が多く検出された人の子どもは、そうでなかった人の子どもに比べ7歳時点でIQが6.6−7.6ポイント低かった。

プラスティック製品や香料にも

ただし、被験者の中に極端に高レベルのフタル酸にさらされた人がいたかといえばそうではない。日々の使用でそうした結果につながったと考えられる。

というのも、フタル酸は特に珍しいものではなく、化粧品のほか、プラスティック製品や香料など私たちが日常生活で使用する多くの物に含まれているからだ。

最近では有害性を懸念してフタル酸の使用を規制する動きも各国で出始めていて、子どもが口にしそうなおもちゃなどへの使用を禁止している国もある。

「妊娠中は特に注意を」

今回の研究結果について、研究を主導したPam Factor-Litvak氏は「親の教育水準や家庭環境といった要素を考慮しても、IQの低下にフタル酸が関係していると考えられる」と話す。

その上で、「妊娠中の女性は化粧品だけでなく、電子レンジに使用するプラスティック容器や香料を含んでいるものなどの使用も避けることを勧める。特に胎児の脳が発達する時期は気をつけた方がいい」と注意を促している。

Posted: |Updated:

Text by

注目の記事

前の記事を見る

次の記事を見る

Ranking