瞑想を行うと歳をとっても脳を若く保てることが明らかに:米研究

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ヨガや禅で行う瞑想といえば、心身をリラックスさせる作用で知られている。実際、ストレスを緩和するなどの効果があることがこれまでの研究で明らかになっている。

そして、このほど新たなメリットが加わった。瞑想を行うことで加齢に伴う脳の萎縮スピードを緩やかにすることができ、その分”若さ”を保てるというのだ。

脳の萎縮が緩やかに

人は誰しも歳をとり、次第に脳が縮んでくる。その結果、記憶力が低下したり、思考や反応が緩やかになったりする。いわゆる老化だ。

だが、カルフォルニア大学ロサンゼルス校の研究によると、瞑想をすることで脳の萎縮スピードが遅くなることが確かめられた。

具体的には、神経細胞を多く含み、情報処理を行う灰白質と呼ばれる部分にプラスに働くのだという。

灰白質部分の萎縮に差

研究では瞑想を行う50人と、瞑想を行わない50人の脳を、加齢に伴いどんな変化が現れるか観察し比較した。被験者は24−77歳で、瞑想の経験年数は平均20年だった。

研究によると、どちらのグループでも歳をとるにつれ萎縮が見られたが、瞑想を行う人の灰白質部分は、瞑想を行わない人ほどに萎縮しなかった。

その差は明らかで、この結果に研究チームも驚いたという。研究著者の1人、Florian Kurth氏は「灰白質部分、つまり広範囲にわたって瞑想がプラスに働くことになる」と話す。

認知症対策にも有効?

先にも述べたが、灰白質は情報処理の中心となる部分なので、ここが萎縮するとボケや記憶力低下などを招く。裏を返せば、灰白質部分を健康に保てればボケなどを回避できるということになる。

現代では平均寿命が伸び、その分、認知症などを患う人も多くなっている。できることなら年をとってからも心身ともに健康でありたいもの。ストレス緩和だけでなく老後のためにも瞑想を取り入れると良さそうだ。

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