食洗機を使う家庭で育った子どもにアレルギー症状が多いとの研究結果

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花粉にハウスダスト、食べ物などを原因として起こるアレルギー症状。まさに現代病といってもいいくらい、最近ではアレルギー症状に悩む人が増えてきている。

いま、まさに花粉シーズンだが、スウェーデンから興味深いニュースが届いた。食洗機ではなく皿を手洗いする家庭で育った子どもはアレルギーに悩むことが少ないのだという。

手洗いだと症状40%少なく

ヨーテボリ大学小児学専門の研究チームが、スウェーデンに住む7−8歳の子ども1000人を対象に調査を実施。湿疹や喘息といった症状があるかどうかを親に尋ね、さらには食洗機使用の有無、発酵食品や殺菌処理などがされていない新鮮食材を食べる頻度なども聞き取った。

その結果、食洗機を使用していない家庭の子どもは他の子どもに比べてアレルギーを持つ割合が40%少なかった。

農家から直接入手するなどした殺菌されていない農産物や発酵食品をよく食べるとアレルギー低減に役立つと考えられているが、そうした子どもよりもアレルギー発症は少なかった。

「衛生仮説」に即した結果

この結果は、幼いうちにバクテリアや細菌に触れると免疫システムに好影響を及ぼして将来のアレルギーを予防でき、反対に清潔すぎる環境で育つとアレルギー疾患が増えるとされる「衛生仮説」を支えるものだ。

研究著者のBill Hesselmar博士は「食洗機は、食器に付着しているバクテリアなどを洗い落としてしまい、それがかえってアレルギーを増長させていると考えられる」と説明する。

さらにHesselmar博士は「アレルギー予防策として食器の手洗いを勧めるにはさらに研究が必要だが、少なくともライフスタイルと衛生がアレルギー発症に深く関与していることが明らかになった」と話している。

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