偽物の薬でも鎮痛作用あり! “洗脳”で効果が継続するとの研究結果

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病は気からとはいうが、治療効果も思い込みで左右されるもののようだ。

コロラド大学ボルダー校の研究で、医学的に効果が認められない薬でも、「効く」と思い込んだ患者では効果があがり、しかも偽の薬であることを明かした後でも効果がしばらく継続することが明らかになった。

「偽物」と知った後も脳が反応

どういうことかというと、例えば痛みがあり鎮痛剤を投薬されるとする。その薬には実際に鎮痛作用がはなくても、「効きます」と投与し続ければ、患者は一定の鎮痛効果を得られる。

さらに、この研究で面白い発見は、患者に「実は薬は偽物」と明かした後でも、しばらく鎮痛効果が継続することだ。

これは、脳が「鎮痛効果のある薬が投与された」と反応し続けるためと考えられるのだという。

作用の実感なければ効果なし

ただし、投与されてから効果が出ない段階で、「偽薬です」と明かすと、投与し続けても何の効果も見られないとのこと。

つまり、「効果がある」と思い込むことで、脳が実際に治療を受けた時のような状態になる。それにより治療効果が引き出され、しばらくはその状態を維持できることになる。

今回は偽薬での実験だが、普段から薬や栄養剤などをのむときに、「コレは効く!」と思っていれば、実際以上の効果が得られるかもしれない。

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