長時間の大音量は気をつけて!心疾患リスクがアップするとの研究結果

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職場で大音量にさらされる、あるいはヘッドフォンでボリュームを上げて音楽を聴く習慣がある、といった人は難聴に陥りやすくなる。

これは、よく知られた事実だろう。しかし、それだけではないようだ。最近の研究によると、心筋梗塞や狭心症といった冠動脈性疾患を患うリスクも高まるのだという。

50歳以下でリスク最大4倍に

ケンタッキー大学の研究チームが、専門誌「Occupational and Environmental Medicine」に論文を発表した。

研究では、5223人(20〜69歳)の健康や生活習慣などのデータを分析。

それによると、両耳に高音域聴覚障害を持つ人は、障害を持たない人に比べ、2倍も冠動脈性疾患を患いやすい傾向が明らかになった。

特に、職場で大音量にさらされることが多い50歳以下の人では、冠動脈性疾患のリスクは4倍に跳ね上がった。

両耳の聴覚障害で顕著

一方、片耳だけの聴覚障害、あるいは低音域聴覚障害の人では、冠動脈性疾患のリスクが高まるといった傾向は見られなかったという。

今回の研究では、なぜ長時間の大音量が心疾患のリスク増大につながるのかは明らかになっていない。

しかし、研究著者のWen Qi Gan氏は「大音量に身をさらすのは、避けるに越したことはない」とした上で、仕事などで避けられない場合はイヤーマフや耳栓の活用を勧めている。

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