中国、6千万人超える派遣社員が労働契約法の改正で「派遣切り」に怯える

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2月15日発行のビッグイシュー日本版が報じるところによると、昨年8月、中国広東省の省都・広州市の広州駅で、駅に勤務する職員 数百人が突然「来年度は雇用契約を更新しない」という通知を会社から受け取った。事実上の解雇通知だ。

派遣社員の一人、馬祖国(マー・ズグゥオ)さん(40歳)は同駅で働いて20年になる。「もっと早く解雇してくれたらよかったのに。この歳でどこへ行けというのだ」と声を荒らげた。

中国では改正労働契約法が昨年7月より施行され、派遣社員の給与は「同一労働、同一賃金」の原則が適用されることになった。また派遣社員の職務は臨時的・補助的・代替的なものに限定され、、派遣から正社員への転換が期待された。しかし広州駅の派遣社員の場合、改正法にのっとって継続雇用すると労働コストが上がるため、会社派遣切りに踏み切ったと考えられる。

その後、会社は派遣社員に対して2年間の継続雇用を提案してきたことにより、派遣切り騒動はいったん収束した。2011年の経済観察法によると、中国の派遣社員総数は6千万人を超え、特に国有企業などに集中しているという。

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