参院憲法審査会、小西洋之議員が政権の解釈改憲を猛烈批判 小坂憲次会長も否定せず

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小西洋之 OFFICIAL TWITTER

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参議院公式ホームページの「インターネット審議中継(録画)」で確認するところによれば、民主党の小西洋之参院議員は2月26日に開かれた憲法審議会で、「安倍政権の集団的自衛権行使の解釈改憲はワイマール憲法下のナチスの手口と憲法論的に同質」と述べ、「集団的自衛権の行使は条文改正以外に不可能」との見解を重ねて示した。

この審査会の内容について、ある保守系全国紙の電子版が「小西氏は集団的自衛権の行使容認を目指す安倍晋三首相をヒトラーに例えて批判し、審議が紛糾した」と配信した。

ニュースライターはこの保守系全国紙の報道の真偽をたしかめるため参議院公式サイトで公開されている審査会の全内容を今一度確認したところ、小西氏の言う通り、小西氏の方から先に「ヒトラー」という単語を発言してはおらず、また、安倍晋三氏という一人の人間のパーソナリティーについてヒトラーと同質の人間類型に属するといった趣旨のことも一言も言っていなかった。小西氏は安倍政権という一政治権力の運営主体が採る政治的手法がナチスドイツのそれと質的に共通する点があると指摘しているにすぎない、ということを確認した。

自民党の赤池誠章氏は「ヒトラーと結びつけて首相を批判することは取り消していただきたい」と述べていたが、小西氏は「首相とヒトラーを同一視する趣旨の発言は一切していない」と筋を通し、発言撤回を拒否した。審査会の小坂憲次会長(自民)が議論を引き取ったが、審査会の全内容の録画で確認する限り、小坂会長も小西議員の論理の正当性を認めこそすれど、否定することはなかった。

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