岸田外相パレスチナ支援に対米関係修復の意図 ジャカルタで 対韓関係改善にも気配り「河野談話見直し申し上げてない」

Text by

  • 0
岸田文雄 OFFICIAL SITE

岸田文雄 OFFICIAL SITE

日本やアジア各国がパレスチナ自治政府への支援策を協議する「東アジア協力促進会合(CEAPAD)」の閣僚会合が日本時間の3月1日、インドネシア・ジャカルタで開かれた。3月2日付の東京新聞が報じるところによると、岸田文雄外相は演説で約2億ドル(約204億円)の資金拠出を表明した。パレスチナの経済発展へ向け、産業や人材の育成へ貢献するとした共同声明を採択した。

会合はアジアが協力し中東和平へ貢献する姿勢を国際社会に示すのが狙い。日本にとって、オバマ米政権が力を入れる中東和平を後押しすることで、安倍晋三首相の靖国神社参拝後に変調を来(きた)した対米関係の修復につなげたい思惑がある。

岸田外相は演説で「中東和平実現は、国際社会の安定に不可欠だ」と指摘。日本として「地域の平和と安定を約束するパレスチナの国造りを支援する決意だ」と強調した。なお、岸田外相は現地で記者団の質問に答え、韓国の朴大統領が従軍慰安婦問題で日本政府方針をけん制したことに関し「日本の外交姿勢、歴史認識は変わらない」と述べ、河野洋平官房長官談話の見直しにはつながらないとの認識を重ねて示した。韓国側に理解を求めていくと同時に、関係改善に向けて外相会談や首脳会談の実現を模索する考えを示した。

Posted: |Updated:

注目の記事

前の記事を見る

次の記事を見る

Ranking