オリンピック開催期間中の“在宅ワーク”が原因で、ロンドンがゴーストタウン化している件

Text by

  • 12
Mail Online

Mail Online

日本でもメダルラッシュで盛り上がっているロンドンオリンピックだが、地元のロンドンでは経済的にかなり寂しいことになっている。

ロンドンオリンピックの開催期間中はロンドン市内の交通の混雑を避けるために、多くの公務員や大企業の労働者は在宅ワークを推奨されているため、普段はロンドンで働いている労働者の500万人中150万人が在宅ワーク切り替えているという。

その結果、オリンピック観光客の交通の混乱は避けられたものの、いつもはロンドンのビジネスマンがランチを食べたり、タクシーを利用したり、ランチの後のショッピングや仕事の後の飲食を楽しんだりという経済効果が奪われることとなってしまい、専門家は今回の政策はロンドンの経済に打撃を与えると懸念している。また経済学者は在宅ワークがテレビでのオリンピック観戦の誘惑のため、生産性が落ちることを指摘している。

Mail Online

イギリス最大の銀行HSBCの場合は8500名の従業員の内40%の3400名が在宅ワーク中だという。HSBCによると「これはロンドン交通局とオリンピック委員会から、オリンピック開催期間中の地下鉄の混雑回避のための要請に基づいて実施しているものであり、普段は1時間から1時間半も通勤に時間をかけている従業員達は在宅ワークでいつもより効率よく働いてくれている」と話す。

David Parker

ミュージカルで有名なウェストエンドのチケット販売がオリンピック開催から40%も減少していると報告されている。レストランのオーナーは「何年もオリンピックの開催を待っていたのに、いざ始まってみると閑古鳥が鳴くとはねぇ」と嘆いている。

オリンピックによる混雑を恐れたイギリス人やロンドン市内のホテルなどの施設の価格高騰にうんざりしたイギリス人は海外に旅行に出かけているという話も聞く。オリンピックの開催地もイギリス全土に及ぶため、オリンピック観光客がロンドンだけに集中するわけではないが、観光客の財布の紐も固いということだろうか。

Posted: |Updated:

Text by

注目の記事

前の記事を見る

次の記事を見る

Ranking