ストレスの多い仕事はアルツハイマーに罹るリスクを高めると判明:スウェーデン大学研究

2013年03月19日 18時00分

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flickr_Passive Income Dream.com
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高齢者の多い日本では、認知症の主な原因の一つということで、かなり関心が高いと思われるアルツハイマー病。根本的な治療法が見つかっていないので、進行を遅らせる治療に頼らざるを得ないのが現状だ。ならば、アルツハイマー病に罹るリスクを減らすことが重要となってくる。

スウェーデンのUmea Universityがマウス実験で行った研究によるとストレスが多い生活がアルツハイマー病に罹るリスクを高めることが判明した。ストレスを感じた時に高まるストレスホルモンが、脳内活動を阻害する。さらに、ホルモンレベルが慢性的に高い場合、アルツハイマー病の進行を早めることも明らかとなった。

マウスにおける実験で、ホルモンレベルが高いマウスは学習障害や記憶障害が見られた。結果的に脳内のアミロイドベータの増加にもつながった。アミロイドベータとは、アルツハイマー患者の脳内に見られる、タンパク質の蓄積(老廃物)である。研究ではこのアミロイドベータのレベルが高いと、脳内で神経細胞間を繋げる役割を担うシナプスの誤作動につながるという。シナプスの働きが失われることで、アルツハイマー病患者の記憶障害、コミュニケーション問題を引き起こしていると考えられている。

果たしてストレスの全くない仕事が、現代日本に多く存在するとは思えないが、ストレスをため過ぎず、適度に発散しながら、心身ともに健康な老後生活を送る社会というのが理想である。

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