世界初のスプレー缶入り洋服は直接身体に吹きつけて素材やデザインも自由自在に

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近未来映画に登場しそうな光景が現実のものとなった。スペイン人ファッションデザイナー、マネル・トーレス氏は、世界で初めて直接身体にスプレーして洋服ができるスプレー缶を開発した。

彼はこのスプレー型洋服を2000年に特許取得した。その後、英ロンドンのRoyal College of Artにて女性ファッションを勉強している時に、生地織りから始まって、染色、デザインや裁断、仕立てまでに至る服の製造過程に時間がかかり過ぎていることに気付いた。そこで、近未来的で継ぎ目のない、素早くできて、しかも着心地の良い素材のスプレー型洋服へと改良することを決意した。彼には化学的知識が無かったので、London Imperial Collegeの科学者という協力者を得て、数年の研究と試行錯誤の結果、この画期的商品が生まれたのだ。

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 このスプレーには微小な繊維と溶剤がミックスされており、噴射式のスプレーを可能としている。さらにスプレーには、繊維同士が絡み合って着用可能な素材を形成するポリマーも含まれている。手触りは素材によって変化し、ウール、アクリル、リネンなど様々な繊維が使用可能だ。毛深い人にとっては、問題が生じるのではないかと懸念する方もいると思うが、トーレス氏によると、素材が体毛にくっつく心配はないとのこと。画期的なことに、この洋服は使い捨てではなく、従来の洋服と同様に洗濯も可能とのこと。

特許取得から13年経った現在でも、まだ市場に出ていないのが現実だ。だが、トーレス氏は科学エンジニアのPaul Luckham氏と共同で、Fabrican Ltd.を立ち上げ、この画期的商品の実用化に向けて研究中とのこと。下の動画で、スプレーから洋服を作り出す過程が見られるので、ご覧いただきたい。

[youtube]http://www.youtube.com/watch?v=nKZuPPjoxHQ[/youtube]

 

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