瞑想をすれば賢くなれる? 瞑想を継続している人の脳はシワが多く、情報処理能力が早いらしい

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ストレスマネージメントのためにヨガの瞑想を行う人はたくさんいる。アメリカの成人約9%は最低でも年に1度、瞑想行為を行っているようだ。

1970年代から瞑想が脳に与えるメリットに関する科学的研究が始まった。瞑想を定期的に続けている人は大脳皮質が厚く、記憶、集中力、意思決定、学習などに関連する灰白質の部分が大きいことは以前から分かっていたが、最近の研究により、大脳皮質の脳回、いわゆる脳のシワが瞑想をしていない人よりも多いことが分かった。脳のシワは情報処理能力に関係しており、シワが多ければ、その分、処理能力が上がることを意味する。

ただし、瞑想を続けさえすれば脳の構造が変わるのかと言えば、そうではなく、これらの研究は、人間の認知能力と瞑想行為に関連性があるということを示唆しているだけだ。特定の物事や思考に完全に集中することで、神経ネットワークに変化が起こるのだろうと推測する科学者もいるが、瞑想によって脳の構造が変わる具体的な過程はまだよくわかっていない。

したがって、瞑想をすれば賢くなれるのかと問われれば、これも長期的な効果については実証されていないが、脳科学的研究は抜きにしても、短期的な効果として、マントラを唱えたり、瞑想をすることで、邪魔が入っても仕事に集中でき、結果として複数の仕事をより効率的にこなせるようになるというメリットはあるだろう。学生が試験に集中したり、記憶力を発揮したりといったことにも効果を発揮する。

マントラ、マインドフルネス(今ここにあるものに気づき、それをあるがままに受け入れ続けるという瞑想法)、座禅、気功など、様々な瞑想法を試し、自分に合った集中方法を見つけて日々のストレスに対処するのが現実的活用術と言えそうだ。

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