【イクメン必読】添い寝で男性ホルモンが低下すると判明 いやいや、悪いことばかりではありません

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flickr_Mama Whimsy

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赤ちゃんが生まれると、それに反応して身体に変化が現れるのは母親だけではない。育児への関わり方が深い男性は、男性ホルモンの代名詞ともいえる「テストステロン」の値が下がるらしいのだ

テストステロンは性欲に関わるホルモンであり、攻撃性、外向性、リスクと取る傾向など、いわゆる「男性的特徴」を司る重要なホルモンだ。これが下がるとなると、がっかりする男性も多いかもしれないが、悪いことばかりではない。

アメリカの人類学者、リー・ゲットラー博士の研究チームが、父親になることと男性ホルモン低下の関連性を解くための手段として、“添い寝”とテストステロン値の関係を調査した。

子どもと同じ部屋で寝る習慣のある、フィリピン都市部で暮らす25~26歳の父親360人以上を対象に、就寝前と後の唾液を採取してテストステロン値を測定したところ、(ベッドではないにしろ)子どもと同じマットレスや敷物の上で一緒に寝ている父親は、独りで寝る父親と比べて、夜間、ホルモン値が下がっていることが分かった。

子どもと接近して寝るとホルモン値が下がる理由はまだ分かっていないのだが、ゲットラー博士は、スキンシップによる触覚刺激や何らかのにおいがホルモンに影響を与えているのではないかと仮説を立てている。

ある実証的研究によると、テストステロン値が非常に高い男性は、値が低い男性と比べて、泣いている小児や幼児への共感度、「何か対処すべき」との必要性を感じる割合が低いらしい。

逆の言い方をすれば、テストステロン値が下がれば、その分、子どもへの反応が高まるということだ

ゲットラー博士が昨年行った調査により、男性が父親になり、子どもへの関わり方が深いほど、テストステロン値の下がり方が大きいことが分かっている。

ゲットラー博士自身も指摘するとおり、これらの研究はまだ予備的なもので、添い寝とホルモン値の因果関係もはっきりしたわけではないのだが、博士は「添い寝が男性の生理に影響を与え得ること父親であるという事実が男性の日々の健康の重要な構成要素となっていることを理解しておくべきでしょう」と述べている。

ちなみに、米国小児科学会は子どもと寝室をともにすることは推奨しても、同じベッドで寝るのは安全とはいえないとして、推奨はしていない。しかし、赤ちゃんと頻繁に同じベッドで眠る親の割合は、1990年代にわずか5%強だったのに対し、2000年には13%近くまで上昇している。

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