【カナダ発】「0点をつけてはいけません」課題を提出しなかった生徒に0点をつけたベテラン教師が免職の危機に!

2012年09月17日 20時56分

2012年09月17日 21時21分

flickr_biologycorner
flickr_biologycorner

エドモントンの公立学校、ロス・シェパード・ハイスクールで教鞭をとるリンデン・ドーヴァル氏はキャリア35年のベテラン教師だ。

同ハイスクールでは、課題やリポートを提出しなかった生徒、テストを受けなかった生徒に0点の評価はつけず、成績保留とする方針「ノー・ゼロ・ポリシー」をとっている。

ドーヴァル氏はその方針に反発。該当する生徒に0点をつけたところ、学校の方針に反したとして停職処分となった

その後、市教育委員会が特別審議会を開いた際にも「しかるべき生徒に0点をつけることができる条件であれば学校に戻る」と証言。その結果、教育委員会委員長から「10月15日に免職とする」との正式な解雇通知を受け取ることになってしまった

解雇通知には「(ドーヴァル氏は)この数カ月、再三にわたり校長の命令を無視し、プロとしてふさわしくない言動をとった。行動をあらため、校長に謝罪することを期待したが…」といったことが書かれていたそうだ。

この「ノー・ゼロ・ポリシー」には賛否両論あり、ドーヴァル氏の停職・解雇をめぐっては、「ドーヴァル先生の動機には賛同できるが、規則違反であることに変わりはないのだから、処分を受けるのは仕方ない。やり方がまずかった」との意見もある。

だが、大方は「このポリシーがばかげている」「やるべきことをしなかった生徒に0点をつけるのは当然だ」「社会に出れば、やるべきことをやらなかった者は評価されない。それが現実」「運転免許だって、テストで0点だったらもらえないだろう。“保留の免許”なんてあり得ない」と、ドーヴァル氏に同情的だ。生徒や卒業生、父兄のあいだでも同氏の復職を求める動きが出ている。

「恐れず、言うべきことを言える人間がいるということ、その結果、大事な問題に耳を傾けてもらえるようになるということが証明できた。それが肝心だ」ドーヴァル氏はこう述べている。

同氏は決定に不服を申し立てる予定。うまくいけば、再度聴聞会が開かれる。

CTV

注目の記事