17年間ティーバッグ100個分の紅茶を毎日飲み続けた女性、歯をすべて失うはめに

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お茶の中でも紅茶にはとくにフッ素が多く含まれており、食後に飲むといいと言われているが、やはり過ぎたるは及ばざるがごとしだ。

ミシガン州在住の47歳の女性は17年間毎日、紅茶をピッチャー1杯分(約2リットル)飲み続けてきた。しかもティーバッグを100個も(!)使った超こい~状態で飲んでいたのだ。女性はこの5年間で歯がもろくなって、結局すべて抜くはめになり、背中、腰、腕、脚に痛みやこわばりを感じるようになった。デトロイトの〈ヘンリー・フォード病院〉を受診し、レントゲンを撮ったところ、椎骨に骨密度が異常に高くなっている部分(不自然な厚み)、腕の靱帯や骨間膜に石灰化している部分が存在することがわかった。米国の学術誌『The New England Journal of Medicine』に掲載された報告によると、体内からは通常の4倍にあたる高レベルのフッ素が検出されたそうだ。

The New England Journal of Medicine

これは、井戸水にフッ素が多く含まれるインドや中国でよく見られる症状で、フッ化物の過剰摂取によって引き起こされる「骨フッ素症」という病気だ。フッ素を摂りすぎても、普通は腎臓で取り除かれるが、あまりにも過剰に摂取すると、骨に沈着していき、前述のような症状が現れる。

女性は紅茶を飲むことをやめ、症状は改善に向かっているが、沈着がなくなり、骨が自己修復を始めるようになるにはかなり時間がかかるとのこと。ティーバッグ100個分もの紅茶を毎日飲む人はそういないと思うが、歯にいいからといって、フッ素を過剰に摂取するのは控えたほうがよさそうだ。

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