将来の有望タンパク源は虫!? アート系起業家集団が提案するオシャレな虫料理

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「虫」は従来の家畜よりも持続可能なタンパク源だ。飼育する場所やスペース、必要となる餌やエネルギーを考えた場合、牛や豚を飼育するよりずっと効率がいい。栄養面でも低脂肪、低コレステロール、高タンパク、オメガ3といった要素も含まれていてかなりの優等生だ。しかし、いかんせんイメージが悪い。とりわけ西洋社会ではなかなか受け入れられないだろう。

そんな状況を変えるべく登場した会社がイギリスの〈Ento〉だ。元々はロンドンのアート系大学「インペリアル・カレッジ・ロンドン」と「ロイヤル・カレッジ・オブ・アート」の大学院生が共同研究プロジェクトとして立ち上げた事業だった。Entoという社名は「弁当(bento)」と「昆虫学(entomology)」に由来するそうだ。彼らの最終目標は「虫」がごく普通の食材としてスーパーマーケットの棚に並ぶこと。まずは、虫に対するあまりよろしくないイメージや固定観念を払拭しようと、イベントで虫を使った料理を味見してもらうことから始めている。

その後のロードマップは以下の通り。

▼2014年:コンセプト・レストランをオープンし、美しく調理した虫料理を提供

▼2016年:コンビニなどで手軽に変える〈Ento Box〉を販売

▼2017年:電子レンジで温めるだけで食べられる総菜を販売

▼2018年:粉末状にした“ドライ・コオロギ”など、調味料として販売

▼2020年:虫を食材として販売

かつて西洋では魚を生で食べることなど考えられず、30年前の旅行ガイドには「日本には魚を生で出す妙なレストランがあるから注意しましょう」と書かれていたそうだ。しかし今や「スシ」は世界中で受け入れられている。ならば虫だって時間をかければ受け入れられるはず、とEntoのメンバーは考えている。

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