若い頃、鶏肉を多く食べていると、大腸がんの発症リスクが下がることが判明:米調査

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若い頃の食生活と病気の発症リスクとのあいだに因果関係があることは周知の事実だが、「肉」に関して言えば、鶏肉を多く食べていた人たちは、大腸がんの発症リスクが低いことが分かった。

ハーバード公衆衛生大学院が、1990年代後半から実施している女性の健康に関する長期研究プロジェクト「Nurses’ Health Study 2」に参加した女性約2万人を対象に、「肉」に関する食習慣と大腸がん発症リスクの関係を調査した。被験者はプロジェクトに参加する際、子どもの頃からの細かい食習慣を記録し、提出している。

参加当時34~51歳だった女性のうち、1998年から2007年のあいだに1回以上内視鏡検査を受け、結腸直腸腺腫と診断された人は1494人。青年期(主として高校時代)に赤肉(牛肉や羊肉)を食べていた人は、摂取量や摂取頻度と結腸直腸腺腫発症リスクとのあいだに因果関係は見られなかったが、鶏肉を多く食べていた人は発症リスクが低いこと、1日1回、赤肉を鶏肉に置き換えると、直腸腺腫発症のリスクが41%、進行腺腫発症のリスクが35%減ることが分かった。

直腸腺腫は大腸がんへと進行するリスクが高い。今回の調査・研究だけでは、鶏肉がリスクを下げる詳しい理由は分からないが、同じ肉を食べるなら(あるいは、子どもに食べされるなら)鶏肉を中心にしたほうが、中年期の健康維持には役に立つようだ。ハーバード大学の研究結果は『米国疫学雑誌』に発表された。

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