「ながら食い」をすると味覚認識が弱まり、味が濃い物に手が伸びると判明:オランダの研究

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flickr_badjonni

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ソファーに座ってテレビを見たりゲームをしたりしながら食べる、パソコンを見つめて仕事をしながら食べる、いわゆる「ながら食い」をすると、「食べた」という認識が鈍くなって満腹感が味わえず、食べる量が10~25%増えてしまうそうだが、どうやら満腹感だけでなく味覚も鈍るようだ。

オランダのライデン大学のDr Lotte van Dillenとラドバウド大学ナイメーヘン校のReine van derが、被験者に知的作業(記憶テスト)をしながら食事をしてもらったところ、被験者は食べた物を「味気ない」と感じる傾向が高くなることがわかった。注意が散漫になっている状態で食べ物を口にすると、味をしっかり認識するまでに時間がかかり、自ずと食べる量が増えるほか、塩気の強いクラッカーに手が伸びたり、飲み物に砂糖を追加したりするのだとか。

「現代は一度に複数のことをするのが当たり前な社会になっているが、テレビを見ながら、車を運転しながら食べると、味覚認識が弱まり、不健康な摂食行動につながる」と研究者は指摘する。ちなみに、イギリスでは成人の3人に1人はソファーで「ながら食い」をしているそうだが、日本も似たり寄ったりな状況だろう。これを絶対にやらないようにするのはなかなか難しいが、「ながら食いは感覚が鈍る」ということを自覚して食べる物には気をつけたいものだ…。

Dr Lotte van Dillenらの研究は心理科学の学術誌『Psychological Science』に発表された。

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