あなたは右脳型?左脳型? でも左右の脳の使われ方に偏りはないことが判明:米研究

2013年08月18日 12時00分

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shutterstock
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人のパーソナリティを表現する際、「私は右脳型」「あの人は左脳型」といった言い方をすることがよくある。一般的に左脳型の人は論理的で客観的、右脳型の人は創造的で直感的と分類され、左右どちらかの脳がより活溌に働いているような、偏って使われているような印象が持たれているが、実際はどうなのか?

米国ユタ大学のJeff Anderson博士を中心とする研究チームが2年間にわたり、7~29歳の被験者1011人の脳の活動をMRI画像を用いて分析を行った。被験者に様々な知的活動を行ってもらい、7000カ所に分けられた脳の部位がどのように活動し、どのようなネットワークが作られるかを確認したところ、左右どちらかの脳が偏って、より頻繁に使われている証拠は何も見つからなかったそうだ。

たしかに、右脳は空間認識や視覚的イメージの処理、左脳は言語の処理や数学的計算、記憶の取り出しなど、左右どちらかの脳に頼る機能があることは事実だが、だからといって、人によってどちらかの脳がより優れている(より頻繁に、活溌に機能する)わけではない。どうやら、この研究結果を見る限り、直感的思考、論理的思考といった思考パターンの個人差を、右脳型、左脳型と部類するのはふさわしいやり方とは言えないようだ。

Jeff Anderson博士らの研究結果は科学誌『PLOS ONE』に掲載される。

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