出産直前の妊婦がウエイトリフティング!? 写真が掲載されるや賛否両論

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New York Daily News

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昔と違い、今は妊娠中でも、健康上の問題がない限り、適度な運動を続けることが推奨されているし、ウォーキングやヨガ、水泳といったエクササイズを行っている女性は大勢いるだろう。プロのアスリートも出産直前までトレーニングをしている場合が多い。だが、出産を2週間後に控えた女性が大きなお腹をあらわにして重たそうなバーベルを持ち上げている姿は、やはりショッキングだったのかもしれない…。

米国ロサンゼルス在住のLea-Anne Ellisonさんは35歳の二児の母。現在、3人目を妊娠中だ。2人目を出産したあと、Ellisonさんは「かっこいいママ」になりたいと思い、エクササイズを開始した。2年半ほど前からは「クロスフィット(CrossFit)」と呼ばれるフィットネスのジムでトレーニングを続けている。

クロスフィットは2000年にアメリカで誕生したフィットネスで、ウエイトリフティング、懸垂、腕立て、スクワット、ランニングなどを組み合わせた高強度のエクササイズ行い、短時間(約45分)で全身(心肺機能、スタミナ、筋力、パワー、バランス、柔軟性、俊敏性、コーディネーション、動きの正確性)を鍛えるというもの。

今月半ば、プロのカメラマンにより、ウエイトリフティングを行っているEllisonさん様子のが撮影され、「妊娠は病気ではありません。自分の体の潜在能力を楽しむ時期だと思っています」という本人のコメントとともに写真がジムのFacebookページに掲載されるや、たちまち賛否両論が巻き起こった。

Facebook/CrossFit/Nick Sten

「嫌悪感を覚えた。世の妊婦さんがこんなバカなまねをしないといいけど」「私もクロスフィットをやってるけど、これはまったくオススメできない。こんな写真が載ったら、間違ったメッセージが伝わってしまう!」「早産や流産の危険があるから、重たい物は持ってはいけないと医者が言っているじゃないか」「自分が愚かなことをしたせいで、赤ちゃんが犠牲になったら罪悪感に耐えられるのか?」「妊娠中はバカげたリスクを冒す時期ではありません!」「(かっこいいママになりたいとういう)自分の目標達成のために赤ちゃんの命を危険にさらすなんて、本当に身勝手。こんなの自慢げに投稿する写真じゃないと思う」といった批判の声が上がる一方、「バッシングをしている人たちは無知なだけ。科学的根拠がない」「妊娠を理由に何もしないで太りすぎたり、血圧が上がったり、糖尿病になったり、ちょっと歩いただけで息切れしてしまったりする人たちよりよっぽどいいと思う。頑張って!」「私も出産直前までウエイトトレーニングをやっていたけど、まったく問題なかった」と、Ellisonさんを支持する声も多数あり、現在1944件のコメントが寄せられ、3500人が記事をシェアしている。

医師や助産師によれば、スキューバダイビングなど、妊娠中にやってはいけないスポーツは確かにあるが、その中にウエイトリフティングは入っていないとのこと。妊娠してからいきなり始めたのではなく、前々から継続的に行っている運動で、インストラクターや専門家と相談しながら行うのであればとくに問題はないそうだ。

Ellisonさん自身はこれだでの物議を醸したことに驚いてはいるものの、ちっともひるんではいない。「前よりも自信が持てたし、強くなれた気がします!」と、自分を支持してくれた人たちに感謝の意を伝えている。

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