食べ物の写真を大量に見続けると食欲が失せてくることが判明 ダイエットにも利用できるかも?:米研究

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flickr_sleepyneko

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SNSやブログには食べ物の写真がたくさん投稿されている。そのような写真を見ると、「美味しいそう、食べたい!」と思うものだが、それを延々と見続けると、食欲は逆に減退することが分かった。

米ユタ州ブリガムヤング大学Ryan Elder教授らの研究チームが232人の被験者を2つのグループにに分け、一方のグループには甘い物(ケーキ、チョコレートなど)写真を60枚、もう一方のグループには塩気のある物(フライドチキン、チップス、プレッツェルなど)60枚を見せ、1枚1枚どの程度食べたいと思うか(食欲)を数値で評価してもらった。

最後にどちらのグループにも塩気のあるピーナツを実際に食べてもらい、どの程度楽しんで食べられたか、美味しいと思って食べられたかを評価してもらったところ、塩気のある食べ物の写真を見ていたグループは、甘い物を食べていたグループに比べてピーナツの味を楽しめていないことが分かった。見ていた写真の中にピーナツは含まれていなかったにもかかわらずだ。

研究者によれば、塩気のある物の写真をさんざん見た被験者は、その知覚体験により、実際に塩気のある物を食べたときに「この感覚はすでに味わった、もう飽きた」と感じていると考えられる。したがって、甘い物や塩分の多いジャンクフードがやめられないという人は、食べる前に写真をたくさん見ることで、そういう食べ物に対する食欲を抑えられる可能性がある。ただし、今回の実験のように、かなりの数の写真を見ないと効果はないそうだ。

「ダイエットはしたいけど、運動するはいや」というめんどくさがり屋さんは、こんな方法を試してみるのもいいのでは? Elder教授らの研究結果は消費者心理学に関する専門誌『Journal of Consumer Psychology』に発表された。

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