犬が尻尾を左に振ったらストレス大!犬どうしも意味を理解していると判明:イタリアの研究

2013年11月03日 09時00分

2013年11月03日 09時00分

flickr_Kimberly Gauthier
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犬を飼っていなくとも、尻尾を一生懸命振っているときはハッピー、脚のあいだに挟んでいる(巻き込んでいる)ときは怖がっている、といったことぐらいは分かるだろう。だが、尻尾が左右どちらに偏って振られているかによっても犬の気持ちは分かるのだとか。

イタリア、バーリ大学獣医学部とトレント大学精神・脳科学センターの研究者が2007年に行った研究によれば、飼い主の顔を見たなど、「嬉しい」と感じたとき、脳の左側が活性化して、犬は右側に尻尾を振る。一方、あまりお近づきになりたくない犬に遭遇したなど、不安やストレスを感じたときは脳の右側が活性化し、犬は左側に尻尾を振る

では、それを見たほかの犬はどう感じ、どう反応するのか?

同じ研究チームが、43匹の犬を対象に、左右どちらかに尻尾を振っているほかの犬のビデオを見せたところ、右側に尻尾を振っている犬の映像を見た場合は心拍数も上がらず、完全にリラックスした状態を示したが、左側に尻尾を振っている犬の映像を見た場合は、心拍数が上がり、顔にも不安の表情があらわれることが分かった。

主任研究者のGiorgio Vallortigara博士によれば、尻尾の振り方はコミュニケーションや警告の手段というわけではなく、左右どちらかの脳が活性化したことによる機械的反応である可能性が高く、犬たちは長い時間をかけて、その意味を学び取ってきたと考えられる。

今度、どこかで犬と遭遇したら、尻尾の振り方に注目してみると面白いかもしれない。Vallortigara博士らの研究結果は、学術誌『Current Biology』に発表された。

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