経口避妊薬を3年以上服用していると緑内障になるリスクが高まる可能性があると判明:米研究

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経口避妊薬(ピル)には、循環器系に問題がある場合は疾患を悪化させるリスクがあるなど、副作用がある一方、月経困難症の改善につながるなどメリットも多く、避妊の目的以外で服用している女性も増えているかと思う。だが、今週〈米国眼科学会〉で発表された研究により、経口避妊薬を長期間服用していると、緑内障になるリスクが高まる可能性があることがわかった。

米国カリフォルニア大学サンフランシスコ校、デューク大学医学部、中国南昌大学の研究者が、2005年から2008年にCDC(米国疾病対策センター)が行った「健康と栄養に関する調査」のデータを検証したところ(対象は米国在住40歳以上の女性3406人)、ピルを3年以上服用していた人は、服用経験のない女性と比べて緑内障の診断を受ける割合が約2倍高いことがわかった(ピルの種類による違いは認められなかったとのこと)。

女性は更年期を迎えると緑内障を発症しやすくなるため、過去の研究では女性ホルモンの一種、エストロゲンに何らかの要因がある可能性が指摘されているが、現時点ではピルを飲んでいるから緑内障になるとは言えず、因果関係については今後の研究が必要となる。しかし、「ピルを3年以上服用している人は定期的に緑内障の検診を受けるべきです」と、主任研究者のシャン・リン、カリフォルニア大学教授は指摘する。緑内障の家族歴がある、眼圧が高めなど、リスクの高い人はとくに注意が必要だそうだ。

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