宅配ピザをネット注文する場合、人は電話注文をするときより高カロリーなものを注文すると判明:米国の研究

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flickr_The Eggplant

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最近はネットで何でも注文できる。宅配ピザだってネットでオーダーできる時代だ。ネット注文なら、聞き間違えといったトラブルも避けられるし、予約注文もできて何かと便利だ。でも人々がネットでの注文を好む理由はそれだけではないらしい。

米国デューク大学で消費者の購買行動を研究しているチームが、ある宅配ピザチェーンに関し、ネット注文を開始する前と後の売上や、客の注文の仕方の変化を調査したところ、ピザの注文数自体はそれほど変化がなかったが、1オーダー当たり、トッピングにかける金額が日本円にして62円増え、顧客1人当たりから生じる利益は21.4%伸びていることがわかった。また、トッピングのアイテムは、ダブルベーコン、ダブルチーズなど、カロリーたっぷりのものが選ばれる傾向にあり、1オーダー当たりのカロリーは6%高くなっていたそうだ。さらに、オーダーの内容も、「生地は◯◯、ハーフ&ハーフで、片方はトッピングの◯◯を抜いて、△△をプラス、もう片方は□□を抜いて、◇◇をプラス」など、電話で注文する場合より複雑度が15%アップしていることも分かった。

研究者の分析によれば、電話やカウンターで店員を相手にする場合、人はカロリーが極端に高いものを注文するのは恥ずかしい、複雑な注文をするのは気が引けるし、迷ったり言い直したりするは恥ずかしいといった心理が働き、本当に食べたいものを我慢してしまう傾向があるのだとか。ネットなら恥ずかしい思いをしなくてすむし、トッピングを選んでいる途中で気が変わっても、チェックを入れる箇所をクリック1つで変えれるだけでいい。
注文をする際の「恥ずかしさ」は、発音の難しい、複雑な名前の商品を購入する場合にもついてまわる。たとえば、1980年代後半、スウェーデンの酒店が対面式の販売からセルフサービス式の販売に切り替えたところ、全体の売上が20%増え、複雑な名前のワインやスピリッツの売上が7%増えたのだとか。

飲み物や食べ物に限らず、誰にも気兼ねせず、「恥ずかしい」思いをせず、欲しいものを注文できるところがネットの大きなメリットとなっているようだ。

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