1日3時間以上テレビを見る幼児は、発達面に悪影響が出る可能性あり:カナダ

2014年02月16日 13時00分

2014年02月16日 13時00分

タグ

shutterstock
shutterstock

モントリオール大学およびサント・ジュスティンヌ大学付属医療センターのリンダ・パガニ教授らが行ったケッベク州の子どもの発達に関する長期的研究により、幼児が1日にテレビを見る時間が長くなると、発達面に悪影響がおよぶことがわかった。

生後29カ月の子ども1997人を対象に、1日に家でどれくらいテレビを見ているか親に報告してもらい、教育面、肉体面、社会性の発達状況との関連を調べたところ、1日に約3時間(2時間52分)以上テレビを見ている子どもは、語彙力、数学的能力、集中力の持続性が劣り、肉体面でも虚弱で運動能力が低く、いじめを受けやすい傾向にあることがわかった。基準を1時間超えるごとに、影響は大きくなるようだ。

テレビの視聴時間が2時間52分以下の場合、特に悪い影響は見られなかったが、現代の子どもたちは家庭以外の場でもテレビに触れる機会が多いため、親は意識を高め、「幼児期はテレビの視聴を制限し、3歳以上であれば1日2時間までとする」という米国小児科学会の提言を順守する必要があると、パガニ教授は指摘している。

パガニ教授らの研究は『Paediatric Research』に発表された。

注目の記事