ロウソクの煙に含まれる成分に心臓のリズムを整える効果があることが判明:スウェーデン

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flickr_rekre89

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日本人の場合、ロウソクを灯して食事をする機会はそう多くはないと思う。だが、ロウソクを灯したときに発生する成分に、心臓のリズムを整える効果があることがわかった。

スウェーデンのルンド大学博士課程で人間工学を専攻するChristina Isaxon氏が、健康な男女13人に小さな部屋で普通に呼吸をしてもらい、一部の人たちにはさらに別の部屋でロウソクが燃えるときに発する煙が含まれた空気を呼吸してもらい、心臓の状態をモニターしたところ、ロウソクの煙が含まれた空気を呼吸した場合、心拍数のばらつきが改善され、心臓のリズムが穏やかになることがわかった。ロウソクの炎を見ることによるリラックス効果を排除するため、被験者にはロウソクを見せていないし、空気の成分も知らされていない。煙の濃度は、テーブルにロウソクを灯して食事をしたときと同程度だそうだ。

実験に用いたのは、一般によく出回っているパラフィン・ワックスのロウソクではなく、天然油脂の一種であるステアリン酸100%のロウソクで、Isaxon氏によると、これが燃えるときに発生するナトリウム塩やカリウム塩の粒子に心臓のリズムを安定させる働きをしていると考えられる。パラフィン・ワックスのロウソクでも、ステアリン酸が含まれているものなら、ナトリウム塩、カリウム塩の粒子を発するが、染料等の他の成分により、燃やしたときに危険な化学物質が発生する可能性もあるため、Isaxon氏はできるだけ天然のロウソクを用いることをすすめている。また、ピュアなロウソクのほうが炎のゆらめきが少なく、ナトリウム塩、カリウム塩がより多く発生するそうだ。

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