チョコレートの健康効果のカギは腸内細菌にあり:米研究結果

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flickr_John Loo

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カカオをたっぷり含んだダークチョコレートやココアに血管の健康を保ち、心臓病を予防する効果があることは今や多くの人が認識しているが、具体的にどのような過程を経て、そうした効果が発揮されるのかがよく分かっていなかった。

先日ルイジアナ州立大学の研究チームが〈米国化学会〉の学会で行った発表により、カカオの健康効果には腸内細菌が一役買っていることがわかった。

腸内細菌もチョコレート好き

研究チームはヒト腸管モデル(チューブ)とココアパウダーを用いて実験を行った。

カカオに含まれる高分子ポリフェノールは、そのままでは消化されにくいのだが、ビフィズス菌、乳酸菌といった腸内の善玉菌がそれを好んで餌としており、ここで発酵作用が生じて、ポリフェノールは炭素数の少ない短鎖脂肪酸へと代謝される。

この短鎖脂肪酸に抗炎症作用があるため、体内へ吸収されると、心臓血管組織の炎症が抑えられ、長期的に心血管系疾患のリスクが低下するというわけ。

腸内細菌にも“おやつ”を楽しんでもらうべく、なるべくカカオの含有量が多いチョコレートを摂りたいものだ。

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