定期的な運動はお肌の若返りに効果大との研究結果

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心肺機能や認知機能の強化など、運動が老化防止に役立つとの研究結果は数々発表されているが、先日ニューオーリンズで行われた「American Medical Society for Sports Medicine(米国スポーツ医学会)」の年次総会で発表されたマクマスター大学(カナダ)の研究結果によると、定期的な運動は肌の老化防止にも一役買ってくれるようだ。

まずは年齢による比較

研究チームは20~84歳のボランティア29人から臀部の皮膚サンプルを採取し、生検を行った。

ボランティアの半数は週に3時間以上運動を行っており、もう半分はほとんど運動をしておらず、座って過ごすことが多い人々だ。

まず年齢による比較を行ったところ、予想どおり、年齢が上がるほど皮膚の角質層が厚くなり、その下の真皮が薄くなっていることが分かった(老化のサイン)。

運動習慣の有無による比較

次に、40歳以上の皮膚サンプルをさらに詳しく分類したところ、運動をしているグループは運動をしていないグループに比べて角質層が薄く、真皮が厚くなっており、20~30歳の被験者と皮膚の状態が近いことが分かった。

しかも、65歳を過ぎていても同じ傾向が見られたという。

高齢になってからの運動でも効果大

研究チームはさらに、運動習慣のなかった65歳以上の被験者に週に2回、軽いジョギングや自転車といった運動を30分ほど行ってもらい、3カ月後にもう1度、皮膚の生検を行った。

すると、運動を始める前は年相応だった被験者の肌年齢は20~40歳に近づいていたそうだ。

カギは「マイオカイン」?

運動によって肌の老化が食い止められる仕組みはまだはっきりしないそうだが、研究者は「マイオカイン」と呼ばれるサイトカイン(細胞から放出され、免疫作用・抗腫瘍作用・抗ウイルス作用・細胞増殖や分化の調節作用を示すタンパク質)が関与しているのではないかと考えている。

今回の研究では、運動をしたあと、IL-15を呼ばれるマイオカインの濃度が非常に上がっていることが分かったそうだ。

65歳を過ぎても効果があるとなれば、運動をしない手はない。あとは実行あるのみ、といったところだろうか。

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