夏休みが終わるとイヌたちも憂鬱な気持ちになるらしい

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楽しかった夏休みも終わり、子どもたちは「ああ、また学校かあ」と憂鬱な気分になっているかもしれない。しかし、それは人間の子どもに限ったことではないようだ。

飼い犬の2割が分離不安

米国タフツ大学獣医学部の教授、ニック・ドッドマン医師によると、米国で飼われている約8000万匹の犬のうち20%、老犬の場合、29~50%が「分離不安」を抱えており、飼い主の姿が見えなくなると、吠える、うなる、クンクン鼻を鳴らすといった行動を取るのだとか。

新学期が始まると「見捨てられた」と感じてしまう犬も

夏休みが終わり、子どもたちが学校へ行くようになるこの時期にも分離不安の症状が現れる。それまでほぼ毎日一緒にいて遊んでくれた飼い主が自分を置いて出かけてしまい、寂しくなるだけでなく、「見捨てられた」と感じてしまう犬もいるようだ。

こうした犬は、誰もいない子ども部屋の閉まった扉をひっかいたり、ブラインドを壊したり、カーテンを破ったり、家族が帰ってくるまでずっと外を見続けていたりする。中にはエサを食べなくなってしまうケースもあるそうだ。

共働きの家はさらに深刻

共働きの家の場合、学校が始まると、犬は昼間、ひとりぼっちで留守番をすることになるが、分離不安を抱える犬の半数は音を怖がるようになる。そして雷が鳴ったり、嵐が来たりするとパニックを起こしてしまうのだ。

家族が出かける時間を楽しいひとときにする習慣を

トッドマン医師は、このような犬の対策として、子どもたちが家を出る際、おやつをあげる、オモチャで遊んであげるなどして、その時間を「楽しいひととき」に変え、不安を和らげてあげることをすすめている。できれば、学校が始まる前から訓練を始めると効果的だそうだ。

また、家の中に安心できる場所を作ってあげ、ちゃんとそこにいられるよう訓練をすることも大切。

赤ちゃん言葉で慰める、同情するなど、甘やかすような行動は禁物だそうだ。

症状が改善されない場合は獣医に診せるべき

たいがいの犬は時間とともに、休み明けの“新しい習慣”にも慣れていくが、いつまでも症状が消えない場合は、ほかに健康上の問題がある可能性もあるので、獣医に診てもらうべきだと、トッドマン医師は述べている。

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