減塩よりまず減量 高血圧の原因は塩分摂りすぎにあらず?:仏研究

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高血圧の原因といえば、まず思い浮かぶのは塩分の摂りすぎだろう。だが、フランスで行われたコホート調査により、塩分摂取量と高血圧の間に明らかな関連は認められないことが分かった。

8000人以上の食生活・生活習慣と血圧との関連を調査

パリ・デカルト大学教授、Jacques Blacher博士らの研究チームは、フランスの成人男女8670人を対象に、食生活の記録、運動の有無などの生活習慣を報告してもらい、最高血圧(収縮時血圧)との関連を統計学的に解析した。

高血圧との関連が明確なのはBMI

その結果、ナトリウムの摂取量と血圧との間に統計的に有意な関連は認められないことが分かった。

最も強い関連が認められたのはBMI(肥満指数)で、BMIが高い人は最高血圧も高くなることが分かった。また、アルコールの摂取についても、男女ともに明らかな関連が認められた。

逆に、果物や野菜を多く摂取している場合、最高血圧は低くなることも判明。運動についてはそのような関連は認められなかった。

塩分と高血圧の関連が誇張されすぎている?

高血圧の要因は複雑で、塩分摂取の影響は人によって出方が異なると考えられるが、「私たちは皆、塩分と血圧との間に関連があると思い込み、そこだけが誇張されている」と研究者は述べ、「高血圧の蔓延に対処するには、まず体重増加の防止を最初の目標にするべきだ」と指摘している。

Blacher博士らの研究は『American Journal of Hypertension』に発表された。

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