週3回の運動でうつになるリスクが19%減少するとの調査結果

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運動が健康維持や病気の予防に役立つことは今さら言うまでもないが、イギリスのコホート調査により、運動の回数を増やすとうつ状態に陥るリスクが下がることが分かった。

1958年生まれの約1万人について調査

ロンドン大学ユニバーシティ・カレッジの研究チームは1958年生まれのイギリス人、1万1135人について調査を行った。被験者には23歳、33歳、42歳、50歳のときに、抑うつ症状の程度を評価するための質問に答えてもらうと同時に、運動の頻度を報告してもらい、うつに陥るリスクと運動との関連を分析した。

週に3回運動すればうつになるリスクが19%低下

その結果、週に1回運動をする回数を増やすと、うつ状態に陥るリスクが6%低下し、運動する回数を0から3回に増やすと、リスクは19%低下することがわかった。

若いときにうつになる人は体を動かしていない

今回の調査では、とくに若いとき(23歳時)に抑うつ状態にあった人は、そのような症状がなかった人に比べて、その後も体を動かす頻度が上がらない傾向にあり、うつ症状が体を動かす妨げになっている可能性があることもわかった。

うつ対策に運動を

運動がうつの予防や緩和につながる理由としては、気分が紛れる、食生活が改善される、人と交流したり太陽を浴びたりすることによって、うつ症状を緩和するエンドロフィンやビタミンDが生成されるといったことが考えられる。

中年前にうつ症状が出ると、その後、ますます運動をしなくなる可能性がある。今回の調査結果は、そうなる前にうつ症状を予防・緩和するうえで、運動が重要であることを強調していると、研究者は述べている。

ロンドン大学ユニバーシティ・カレッジの研究結果は『JAMA Psychiatry』に発表された。

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