ワイン、ベリー、ナッツ、カカオの成分に骨密度を改善する効果あり

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flickr_kev-shine

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ブドウ、ブルーベリー、クランベリー、マルベリー(クワの実)などのベリー類や赤ワイン、ナッツ類(とくにピーナッツ)、カカオに含まれる「レスベラトロール」はポリフェノールの一種で、抗炎症作用があることで知られている。

一方、リスク要因のかたまりとも言えるメタボリックシンドロームには、その病態として全身に軽度の炎症反応が認められることが知られており、この炎症が骨量の減少をもたらす可能性があるのだとか。

デンマーク、オーフス大学病院の研究により、レスベラトロールに中年メタボ男性の骨密度を改善する効果があることがわかった。

約4カ月、レスベラトロールを摂取しプラセボと比較

研究チームはメタボリックシンドロームと診断されている中年男性66人を3つのグループンに分け、16週間1日2回、レスベラトロールを500mg、75mg、プラセボ(偽薬)を摂取してもらった。

骨ミネラル&骨形成マーカーの濃度が上昇

その結果、レスベラトロールを多く摂取したグループは、対照群であるプラセボを摂取したグループと比べて、腰椎の骨ミネラル濃度が2.6%高くなっていた。

また、骨形成を担う骨芽細胞の活性度を反映する指標となる骨型アルカリフォスファターゼの濃度も16%高くなっていることが分かった。

今後の研究課題は骨粗しょう症に対する効果

研究者によると、これらの結果はレスベラトロールが造骨細胞を刺激していることを示唆しており、今後はさらに、骨粗しょう症のリスクがある患者にも同じような効果が現れるのかどうか研究していく必要があると述べている。

骨密度が気になるメタボ男性は、これからワインを飲むとき、ついでにベリー類やナッツ、チョコレートをおつまみにするといいかもしれない。

オーフス大学病院の研究結果は『Journal of Clinical Endocrinology & Metabolism』に発表された。

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