授業中にスマホを使わずいるとポイントがたまり、地元商店でサービスが得られるシステムが好評:米国

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「スマホ中毒」「スマホ依存」なんて言葉も浸透するくらい、今や片時も手放せなくなってしまったスマートフォン。大学でも学生がスマホばかりチェックしていて講義に集中していないといった問題が指摘されている。

アメリカの大学でもこうした状況は同じ。そんな中、米カリフォルニア州立大学チコ校の学生が、講義中にスマホを使わずにいるとポイントが稼げ、そのポイントを使って地元の商店で割引サービスが受けられるシステムを開発した。

キャンパス内でのみ作動

学生はまず専用の無料アプリ〈Pocket Points〉をダウンロードする。そして講義が始まる前にアプリを起動したら、あとはスマホをロックすればオーケー。そのまま使わずにいれば、20分ごとに1ポイントが加算されていく。

あくまでも学生が講義に集中することを目的としたアプリであるため、キャンパス内にいるときしかポイントの加算はできない仕組みになっている。

ためたポイントで割り引きクーポンをゲット

 ポイントがたまったら、アプリからアクセスできるオンラインショップのラインアップから、受けたいサービス(コーヒー1杯無料、5~10%の割引など)を選び、ポイントに応じてクーポンがゲットできる仕組みになっている。

タイアップしているお店は、学生がよく利用するキャンパス界隈のファーストフード店やカフェやレストラン、雑貨店、ブティックなどで、大学によっては構内の書店で使える場合もあるようだ。

サービスを提供する店にもメリットが

学生にとっては授業に集中できて、お小遣いの節約もできる、サービスを提供する店側にとっては、新しい顧客を獲得できるほか、ターゲット層が「学生」とはっきりしているので、〈Pocket Points〉をビジネスポータルとして、的を絞ったプロモーションをすることができる。

〈Pocket Points〉は昨年の9月よりカリフォルニア州立大学チコ校内での利用が開始されたが、今ではミシガン大学、アリゾナ大学、コロラド大学ボルダー校などでも利用されており、「うちの大学でもぜひ」という学生からの声が多数寄せられているそうだ。

インセンティブがないとスマホを手放せない?

悪い言い方をすれば「物につられて」講義を聴くわけで、それに対する批判もあるようだが、「大学だけじゃなく、会社でも使えるようにして」といった要望も寄せられているそうなので、中毒とは言わずとも、スマホが手放せず困っている人は大勢いるのだろう。

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