1日アルコール3杯以上で肝臓がんになるリスクが高まるとの研究結果

2015年03月28日 13時27分

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世界がん研究基金が米国がん研究協会の協力のもと、肝臓がんのリスクに関する研究結果『Diet, Nutrition, Physical Activity and Liver Cancer』を発表した。

それによると、1日3ドリンク以上の飲酒で肝臓がんになるリスクがアップすることがわかった。(※1ドリンクはアルコール14g、ビールなら小ビン1本、ワインならグラス1杯程度)

820万人分の研究データを分析

この研究は世界がん研究基金の継続的プロジェクトの一環として行われたもの。

研究チームは過去34件の研究結果より約820万人分のデータ(そのうち肝臓がんの症例は約2万4500件)を収集分析し、食生活、身体的活動、体重と、肝臓がんになるリスクとの関係を調べた。

1日ワイン3杯以上でリスクアップ

その結果、1日3ドリンク以上の飲酒で肝臓がんになるリスクが生じ、アルコールの摂取量10gごとにリスクは4%アップすることが分かった。これはアルコール摂取量が腫瘍形成過程に大きな影響を与えるためと考えられる。

肥満も大きなリスク要因

また、肥満と肝臓がんとの関係も明らかになった。アメリカの例を取ると、国民が健康的な体重を維持し、飲酒を控えた場合、肝臓がんを30%(症例にすれば1万700件分)減らせる計算になるという。

コーヒーでリスク低下?

また世界がん研究基金の2013年の研究で、コーヒーの摂取が子宮体がんのリスクを下げるとの研究結果が出ていたそうだが、今回の研究でも、コーヒーを飲んでいる場合、肝臓がんのリスクが低下することが分かった。

ただし、好ましい飲み方や分量についてはまだ結論を出せる段階ではないそうだ。

アルコールは2ドリンク以内に

研究者はこれらの分析結果を受け、男性の場合、アルコールは1日2ドリンク、女性は1ドリンクにとどめるべきと述べている。

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